売茶翁・一茶壺会のご案内
2015年01月24日
鶴屋菓子舗 at 17:30 | Comments(0) | 催事情報

明日1月25日(日)佐賀市旧古賀家にて売茶翁・一茶壺会が催されます。
当日は煎茶、抹茶、また各国の珍しいお茶をはじめ、書、花、聞香、琴、吟詠等のそれぞれのプロフェッショナルが集い、ジャパニーズスタイルな空間が演出され、鶴屋も当日だされる主菓子を目の前で作らせて頂きます。
尚、前売り券は完売で、当日券が50席ほど用意があります。
売茶翁とは
千利休が侘び茶の祖・茶聖と称されるのに対し、煎茶の祖・茶神と呼ばれるのが高遊外売茶翁(1675-1763)です。 その昔、お茶は薬として珍重された時代があり、身分の高い人の飲み物でした。売茶翁は、上流階級の文化だった喫茶の風習を庶民にまで広めた人です。
高遊外売茶翁は、佐賀市蓮池町に生まれ、黄檗宗の禅僧として各地を巡り、長崎で煎茶を学んで60歳を過ぎてから売茶の業を始めました。 京都鴨川のほとりには、"日本初の喫茶店"ともいわれる「通仙亭」という茶店を構えました。 自ら茶道具を担いで、春は桜の名所、夏は清流の渓辺、秋は紅葉の美しいところへ出掛け、清明な自然の中で茶を煎じて売ることもしばしば。
そこに掲げられていたのは「茶銭は黄金百鎰より半文銭までくれしだい。 ただにて飲むも勝手なり。ただよりほかはまけ申さず。」 (訳:お茶の代金は小判二千両から半文までいくらでもけっこう。 ただで飲んでもけっこう。ただより安くはできません。)
身分を問わず、茶代を払おうと払うまいと気にかけず、禅を説きながら、 いろいろな世の中の出来事などをのどかに物語ってきかせたので、たちまち人々の評判になりました。
一茶壷とは
売茶翁の求めた世界で、身分の隔てなく、
人々は皆平等の仙境の世界のことです。
~高遊外売茶翁佐賀地域協議会より~

鶴屋製
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